フィンランドへの旅 

昨年、娘の留学先 フィンランドの首都ヘルシンキへ行ってきました。1度目は厳冬期の冬の1月。2度目は春、日本の連休の期間。どちらが印象的であったかと言えば、冬です。純白の世界はとても美しかったし、寒いけれど屋内は快適で清潔でした。食べるものはみなとてもおいしかったです。

冬は1人で行きました。1人で国際線に乗るのは初めてでした。飛行機もJAL系の直行便だし、娘の情報によれば、英語が話せたらだいたい大丈夫とのことだったので、それほど不安はありませんでした。現地に着けば娘はいるわけだし、行き帰りの飛行機と税関さえ乗り切れば良いわけです。娘の言葉は本当でした。乗り物、買い物、食事、英語でまったく問題ありませんでした。きれいな発音で聞き取りやすかったです。とても関心しました。フィンランド語はアルファベットこそ使っていますが、英語とは全く異なる言語です。それなのになぜ多くの人が英語が上手なのだろうか?日本人はみんな苦労していくるのに。調べてみると、それはこの国の歴史と大きな関係がありました。

フィンランドは国の経済の25~30%が貿易に頼っています。主たる相手国はドイツ、ロシア、スウェーデン、アメリカ。現在、ドイツに次いでEUのなかで経済は安定しています。しかし1991年これまでにない経済危機に陥りました。原因はソ連がペレストロイカ政策を始めた事とそれに続く1991年のソ連の崩壊でした。貿易はひどく落ち込み、前年比の3分の1にまで落ち込みました。株価も暴落、国際も債務不履行に陥りました。そこから脱却する為にこの国がとった政策の1つが教育改革でした。人口の少ないフィンランドでは、国民が一丸となって戦力になることが不可欠だったのです。そこで、英語の教育に力が注がれました。小3から英語の学習が始まり、ゴールデンタイムにはアメリカの放送をそのまま英語で流すということまでしています。社会人になる頃には英語が上手になるわけです。

日本語もフィンランド後同様で英語とは大きく異なる言語であり、日本人として習得するのにはかなり努力が必要です。しかし、この北欧の国の人々は母国語と大きく異なる言語である英語を見事に自分のものにする事に成功しています。私達も彼ら続き、英語を武器に国際競争力を高めて行けたら素晴らしいですね。

茅ヶ崎方式東三国英語教室 講師B