講師あれこれ② Ann RuleのCrime novelに出会う

~~講師あれこれ~~ (その2)

前回はアメリカ滞在先のフィラデルフィアで恐ろしくも思わず読み進んだ本に出会ったことを書きましたがそうこうするうちに帰国の日が近づきました

帰りはハワイ経由で2カ月ばかりハワイに滞在しました 当時はAmazonのような便利なものがありませんでしたので、ハワイでは本を入れて帰る安いバッグを買いもとめ本屋巡りをしては色々買いあさっていました そしてある日、アラモアナショッピングセンターの本屋でフィラデルフィアの時は気がつきませんでしたが’Crime Novel’と言うセクションがアメリカの本屋にはあるのを知りました Crime Novelの棚を見ているとAnn Rule さんはたくさんの本を書いておられるのがわかりました 彼女の本も確か2,3冊ハワイで買ったと思います

日本に無事帰国してから何かと忙しく本を読む時間もあまりなくてあの恐ろしい ノンフィクションのこともわすれていたところ、、  ある夕方 テレビのニュースでテッド・バンディがついに処刑されたという映像が流れました 「私、この人の事を知っている!!」 と思わず叫んでしまいました

このころはまだ、たまたまアメリカで本を買って読んだから知っているぐらいでしたが、、

数日くらいしてからでしょうか最寄りの駅の本屋に立ち寄った時 日本にはクライムノーベル(犯罪小説)の棚は無いのだなあと思いながら、少し並べてあった犯罪関係らしき本の中に、確か「雪山に消えて」というような題のものを見つけました 余り中身を見ないで買いもとめ、家に帰って開けて読んでみると、何とこれがまた信じられないような話ですがあのテッド・バンディの雪山逃亡の話だとわかってぞっとしました 行くところ行くところずっと追いかけられているような気がして、、、

よし!! こうなったら徹底的に読んでやる! 毒を食らわば皿までも! と本当は気弱なくせにいつもの空威張りの癖が出ました

買ってきていたAnn Ruleの本にも取り掛かりましたが何しろ気持ちがテッド・バンディのことに向いていましたので、少し高くつきましたがアメリカから本を取り寄せたりして彼のことを書いた本をあるだけ読もうとしました

でもまだまだ英文の理解としては気力で読んでいるだけのものでした、、、

でもまたいいことも発見したんです この続きはまたの機会に、、、

講師あれこれ① アン・ルールのテッド・バンディーに関する本に出会う

~~講師あれこれ~~  (東三国教室 講師A 8月記載)

皆さま  暑い最中です

確かに ’It’s very hot’ですが

もうちょっと気を入れて ’It couldn’t be hotter!’  と言えますか

何しろ暑いですものね

英語の勉強のとても効果的なものに自分の好きなジャンルの本を見つけるという手も有ります

私はかつて立ち寄ったフィラデルフィアの本屋のセールで「Stranger beside me」と言う本を手にしてCrime novel の世界に入りました たまたま本の帯にCrisis Center「命の電話」の一文字が入っていたのが本を買うきっかけでした  知人が日本で「命の電話」に係わっていたので何か参考になるかぐらいのつもりでか買ったところ 何と! アメリカ史上の極悪殺人鬼テッド・バンディーのことを書いた本だったのです ハンサムでロースクールに通う一見前途有望な青年に見えるのですが、実際はロングヘアーの美しい女性ばかりを狙い、何人殺したかもわからない、捕まってからも2度も逃げおおせて犯罪を繰り返したpsychopath(変質者)です  作者は元婦人警官で彼女も「いのちの電話」のボランティアをしている時にその殺人鬼テッドが偶然に隣の席で同じくボランティアをしていたのです  (どうぞこの本に興味がお有りになれば詳しいことはお読みください)

この本を読みだした時はもちろん1ページ読むのも大変でした 今のようにiPad で英語の本をダウンロードして、わからない単語にカーソルを合わせるだけで単語の意味がでてくるような時代ではなかったですし、  それより何より、私の英語力は全くお粗末なものでしたから、、、

でもなにが幸いしたかと言うと! (幸いその1)  やっぱり事件が起こったと書いてあると、 どうなったのかな、 犯人は捕まったのかなとか知りたくてたまりません  わかろうがわかろうまいが、何しろ結果はどうなるのかと先に先に読み進んで行きました  多分半分も理解していなかったでしょうが、 取り合えず犯人が捕まるまでどんどん読んで行きました  またノンフィクションですから実際の地名やハイウェイの名称を地図で追っていくと臨場感が増しました そうして、しっちゃかめっちゃか読んでいると

またまた幸いしたのは! (幸いその2)  やはり犯人にはそれなりの罪を犯す理由があり、犯人の心の動きも巧みに追われて書かれていることでした だんだんと、犯人の殺害方法、逃走方法等の具体的な文章表現と、犯人の心中や被害者の気持ち等の感情表現の両方がなされていることに気付きました 一粒で二度美味しいではないですが違った表現法を一度で学べるような気がしました

但し、 当時の私にとって具体的な文の方がもちろん感情表現より読みやすいはずですが、どっちもまだまだ英文を正しく理解するなんてことは余りにも程遠かったです

この先は次の機会に、、、、